2015年9月19日土曜日

2003年8月11日『最後の一人』

※過去にどこかで公開していたものの再掲です。「蛙にぃさん」は当時の職場の人。
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昼間、蛙にぃさんと「LOVE,PEACE & TRANCE」について話していた。昔、細野春臣が女性ボーカル3人集めてやったやつだ。

女性ボーカルって、小川美潮と遊佐未森と・・・・あと一人だれだ??私も、蛙にぃさんも、全然思い出せずにいた。私はすぐに「後でネットで調べよう~」と思い出すのを諦めたのだが、蛙にぃさんは依然としてずーっとずーっと思い出そうとしているのである。

私:「まだ考えてんですか?私もうとっくに諦めましたよ。」

蛙:「お前はそうやって困難に出会った時に諦めて諦めて、そうやって逃げてばかりだから成長できないんだ。」

私:「あんた、私の人生のナニを知ってるっていうんだ!たかが細野春臣プロデュースのCDごときで!!」


蛙:「あー、誰だっけなー。誰だっけ~。」(私の怒りは無視の姿勢)

女性ボーカルで思いつく関係ない名前を言って混乱させてみることにした。

私:「姫乃木リカ。」

蛙:「・・・違う、アイドルじゃない。」

私:「じゃあ、真離子。」

蛙:「・・・・ポニーキャニオンのか。」

私:「まだ思い出す気ですか。」

蛙:「思い出しそうではあるのだ。なんかこう、すごく有名っぽい気がするんだ。」

読んでいるアナタは思い出せますか、最後の1人を。

蛙にぃさんは「これは絶対違う人だというのは分かっているのだけれど、なんとなくその最後の1人に居ても良さそうに思える人」といって「コーザ・ノストラのモモコ」と口走った。

読んでいるアナタは思い出せますか、最後の1人を。

あくまでも調べずに思い出す姿勢の蛙にぃさんに対して、私はひどく意地悪な気分になってきてしまった。本人ではなく蛙にぃさんの隣の席に座っているカーポンに

『蛙にぃさんに “最後の1人は甲田益也子だ” とだけ伝えてもらえますか。それだけ伝えて頂ければ本人には分かるはずなので。』

とすぐさま調べた結果を伝えたのであった。

訳も分からぬままに、とりあえず頼まれた通りの台詞を蛙にぃさんになげかけたカーポンなのである。突然、隣の席のカーポンから何の脈略もなく「甲田益也子だ」とか言われた瞬間の蛙にぃさんの顔はなんとも言えぬものだったとか。

かーぽん談:「オレが今まで見る中で、一番激しいリアクションだった。本当に蛙みたいに目を見開いていたぞ、にぃさん。」

今ごろ反省中。ごめんなさい。我ながら酷い事をしたと思っている。

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